集団的自衛権行使容認の閣議決定について
はじめに、僕は実はこの件に関して個別に意見表明するつもりはない。
集団的自衛権に関する意見がTwitterやFacebook等で多く見られる(見られた)。諸問題について自分の意見を持つことは立派だし、それをどこで表明しようとも自由だ。だが、それらを目にするのに正直うんざりしてしまったり、冷笑的になっている人も多いと思う。自分もそうだ。
首相官邸前に今集まってる人って暇なん?楽しいことないん?笑
— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) 2014, 6月 30
とくに、普段ノンポリ風の友達が急に自分の意見を連続投稿したりほかの人の意見をシェアしまくっていたりすると違和感が大きい。
このような意見表明の目的はなんだろう。自己顕示か説得のどちらかだろうか。
目的が日常ツイートの延長のような自己顕示なら、手段としてはまあ妥当だと思う。それらの投稿は「実は私はこのイシューに関心がある」ということを表すだけの記号として理解されればいい。この程度でいいなら、TwitterやFacebookでも十分伝わるだろう。ただ、そういうことは数回投稿してもらえればわかるので、度重なる投稿やシェアは過剰だ。
その人たちの目的が説得ならば、TwitterやFacebookでの発信は手段として適切ではない。Twitterには字数制限があって根拠など十分に伝わりづらい面があるし、両者ともいわばフローのSNSだから、よっぽど質の高い投稿でない限り、普段そのような投稿をしない場合は特に、読み流される可能性が高い。この場合、別の場所で発信する方がよいだろう。
目的が自己顕示の場合も、「実は私はこのイシューに関心がある」以上のこと、たとえば自分の意見などを伝えたいなら、フローのSNSであるTwitterやFacebookではない別の場所での発信を考えたほうがいい。
そのような別の場所として、ここブログは、ぴったりではないか。